miiboで実装する医療 x AI:医師が挑んだAIプロトタイピング講座体験記

miiboで実装する医療 x AI:医師が挑んだAIプロトタイピング講座体験記

こんにちは、耳鼻咽喉科医のsho-kです。「医療現場でAIを活用したいけれど、プログラミングは難しそう…」と感じていませんか?わかります。そこで、ノーコードでAIアプリを開発できるmiibo(ミーボ)に出会いまして、その秘めたる可能性について綴ります。

今回は、プロトアウトスタジオが主催する「AIプロトタイピング短期講座」に参加し、4週間で医療AIアプリを開発した体験をシェアします。

miiboとは?

miiboが選ばれる理由

miiboは、株式会社miiboが提供するノーコードでAIアプリケーションを構築できるプラットフォームです。プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で高度なAIアプリを作成できます。

  • 主な特徴:

    • ノーコード開発:ドラッグ&ドロップや設定項目の選択だけでAIアプリを構築。

    • state機能:ユーザーとの対話履歴や属性情報を保持し、個別化された対応が可能。

    • ナレッジデータベース:専門知識をAIに学習させ、的確な回答を提供。

    • 外部サービスとの連携:LINEやSlackなど、既存ツールと容易に統合。

miibo公式サイトはこちら


miiboに興味を持ったきっかけ

日頃からChatGPTを活用し、メール作成や議事録のまとめ、研究のアイデア出しなどを行っていました。しかし、AIを用いて患者さんに還元できることはもっとあるはずと感じていました。

そんな中、プロトアウトスタジオが主催する「AIプロトタイピング短期講座」を知り、すぐに受講を決意。ノーコードで医療AIアプリを開発できるmiiboを使いこなすチャンスだと思いました。

プロトアウトスタジオの講座詳細はこちら
プロトアウトスダジオの詳細はこちら


受講前後のスキルアップ

講座受講前(知ってはいるものの自身で実装に至るまでに使いこなせるツールは多くない。)

講座受講後(こうみると講座で色々触ったのがわかりますね。)

講座で得た3つのメリット

1.AIxナレッジの仕組みを理解

AIの基本的な仕組みや、効果的なプロンプト設計を学びました。

  • ナレッジデータベースの重要性:AIが認識しやすい形式(Q&A形式、JSONなど)で情報を整理する方法を習得。

  • プロンプト設計の工夫:miibo内のAIアシスタントを活用し、適切なプロンプトを設計。

私のイメージですPDFやテキストデータも丸ごと入れるのではなくてAIが認識しやすいように整形して格納(ベース)プロンプトも適宜編集

miibo内部にプロンプトを考えてくれるAI窓があり、使いまくりました。とっても便利!

2.アイデアを形にする力

講座内で、「鼻洗太郎」というAIチャットボットを開発。

触ってみたい方こちらで友達登録どうぞ!まだまだ開発途中ですがアップデートしていきます!

講座内で「鼻洗太郎」を紹介するページも作成

「鼻洗太郎」とは?
日本人の約50%がアレルギー性鼻炎
。忙しくて病院に来られない方や、受診のタイミングがわからない方のために、気軽に相談できるツールを作成しました。

開発プロセス

  • アイデアの具現化
    講座では作成実装まで最短?でいける方法を伝授してもらい、思いついたアイデアを即座に実装・テスト。

  • 機能の追加
    最初は症状に対して簡単に応答するだけのチャットボットでしたが、授業が進むにつれ色々な機能を追加。Difyで地域の花粉飛散情報をリアルタイムで取得しナレッジに加えたり、動画情報(例:鼻洗浄の動画)を回答できるように工夫。

  • PDCAを高速で
    miibo Kunugiさんの説明で、miiboがいかにPDCAサイクルを高速で回しやすいか、とお話がありましたがまさにそうでした。コードをいじったり、スプシをいじったりとかなく、ベースのプロンプトとナレッジデータベースを調整し、すぐに会話をテストすることでプロダクトの修正ができる事のメリットたるや!触るとわかります!

  • ユーザーフィードバックの活用
    良かれと思ってGAS(Google Apps Script)で通知機能を実装してみましたが、複数のテストユーザーから「必要ない」とフィードバックを受け、すぐに機能を削除しました。一方で、ナレッジデータストアやプロンプトのちょっとした情報の工夫がユーザーから高評価を得るという事もありました笑

フィードバックもらって数分で修正→公開!これを爆速で繰り返して鼻洗太郎くんは”鼻”に寄り添うプロダクトに成長中!

3.他の参加者からの刺激
講座には、“プログラミング経験者”から”GPTも触ったことないよ”という方まで、色んなレベル感の方々が参加
されていました。また、福祉関係、飲食関係、医療関係などバックグラウンドも多様でした。

  • 技術<個人の経験・バックグラウンド
    技術的なスキルの差よりも、それぞれの経験や視点の違いが新しいアイデアを生む源泉であることを実感!講座内のグループワークでお互いのアイデア出しをするのですが、ここでも他の参加者のアイデアを聞いて「自分の分野だとこう活かすかな」と気づきがたくさんありました。

  • フィードバック文化の大切さ
    総フィードバック量が成長につながる!フィードバックは振り返りのきっかけであり、それをどう活かすかが重要とのお話しあり、それを実感する1ヶ月でした。授業で紹介されていた以下のスライドがとても良かったです。
    スライドリンク:フィードバックされやすい人になろう

  • 初心者の方でもアイデアとグリッド力でどんどんプロダクトを進化させていく方もいらっしゃり、「自分も頑張らないと!」と刺激を受けました。

メリット3

miiboの真髄:「記憶」を持つAIバディ

miiboは素敵な機能がたくさんなのですが、特に印象的だったのが、miiboのstate機能です。これは、ユーザーとの対話履歴や属性情報を保持し、個別化された対応ができるというものです。

  • 症状の経過追跡
    ユーザーが前回相談した内容を記憶し、次回の対話で「前回の鼻づまりはどうですか?」といったフォローアップが可能。

  • 個別化されたアドバイス
    生活習慣や過去の症状を踏まえて、ユーザーに寄り添ったアドバイス。

  • ユーザーとの信頼関係の構築
    継続的な対話と個別対応により、親近感が湧きユーザーの「バディ」となる。

miiboの真髄state機能でその人に合った会話やアドバイスを構築


医療×AIの可能性

miiboを活用すれば、医療現場での課題解決が超加速?

職場の病院では看護師さんが外来業務の合間に患者さんに入院の説明をするようになっていて、その時間は外来が人手不足になってしまいます。そこで動画で入院説明を行う方針になり作成中なのですが、動画視聴後に質問に答えてくれる入院説明botも並行して作成しております。採用されたら報告しますね!

「入院説明bot」の開発

手術前の注意事項や持ち物、退院後のケアなど、患者さんが不安に感じる点を24時間サポートできるAIを作りたいと考えています。

今は全員共通の内容についてしか回答できませんが、state機能を極めると、その患者さんの社会的背景や病態の違いによって寄り添ってくれるbotが作成できそうです。

採用が決まったら、またご報告します!

まとめ

miiboを活用すれば、短期間で医療AIアプリを開発し、フィードバックを得ながら成長させることができます。

もしもしたくさんの医療者が目の前の課題解決をmiiboでチャレンジしたら、、、、素晴らしい未来が待っていると確信しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたもmiiboで医療AIアプリ開発に挑戦してみませんか?

関連リンク