SUNABACO DX講座 14th DAY2 メモ
「DXって結局何なの?」 そんな疑問を抱えながらSUNABACO DX人材育成講座のDAY2「DX概論・ユーザー体験の設計」に参加。そこで学んだ内容は、私のDXに対する認識を180度変えるものでした。
まずはいつものVisual Abstruct

DXの本質は「情報の欠損」を理解すること
講座で最初に衝撃を受けたのは、「デジタル化=情報の欠損」 という考え方でした。
時計を例に説明されたのですが:
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アナログ時計:針がなめらかに動き、時の流れは連続的
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デジタル時計:10時45分と表示され、秒未満の情報は切り捨てられている
つまり、デジタル化とは「一定の区切りを作り、何を残して何を削るかを決める」プロセスなんです。
重要なのは目的です。 なぜデジタル化するのか?機械に仕事をさせて、人には人にしかできないことをやってもらうためです。
DXの2段階アプローチが目から鱗だった
SUNABACOでは、DXを明確に2段階に分けて説明してくれました:
第1段階:人の手を空ける
機械にできることは機械がやれるようにすること。可処分時間を作り、それを再投資する。
第2段階:データに基づく価値創造
その時間でデータに基づいた意思決定により、新しい価値創造ができること。
SUNABACOのチェックインシステムの例が分かりやすかったです。以前は受付に人が座ってカチカチとカウンターで人数を数えていたのを、デジタル化によって自動化。スタッフは受付から解放され、利用者との対話や相談により多くの時間を使えるようになったそうです。
「使われないシステム」の衝撃的な現実
講座で紹介された統計データに愕然としました:
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全く使わない:45%
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ほとんど使わない:19%
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たまに使う:16%
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よく使う:13%
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いつも使う:7%
つまり、システムの機能の64%は全く使われていない んです。
青森の訪問診療クリニックの事例が全てを物語っていた
講座で紹介された実例が、現場観察の重要性を物語っていました。
最初の依頼: 「サイト作ってください」「電子カルテが重くてストレスが溜まる」
中村先生のアプローチ:
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わざわざ青森まで飛行機で移動
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1日目:オフィスで事務作業を徹底観察
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2日目:訪問診療に同行して現場を体験
発見された真実:
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電子カルテが「重い」と言う人と言わない人がいた
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重いと言わない人=大学生バイト(自分のパソコンを持参)
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真の原因=クリニックのパソコンが古すぎた
解決策: パソコンを新しくしただけで全て解決
この事例から学んだのは、「顧客が説明する要件と真に必要な解決策は全く違う」 ということです。
ディズニーランドに学ぶ「本当の価値」
価値とは何か? 講座では明確に定義されました。
ディズニーランドの例が秀逸でした。「3時のパレードはいつ始まりますか?」という質問に対して:
時間を聞かれているのに、最高の体験を提案しているんです。
iPodがウォークマンに勝った理由
技術的にはウォークマンの方が優れていたのに、なぜiPodが勝ったのか?
iPodの成功要因:
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iTunesでワンクリックで曲が買える
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「同期」ボタン1つで音楽が転送される
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3クリック以内で全ての曲にたどり着ける
技術力ではなく、ユーザー体験で勝負が決まったんです。
Project Based Learning (PBL)という新しい学び方
従来の学習:規定された学び → 小さな実践
これからの学習:やりたいこと(実践)→ 必要な学びを取りに行く
講座の目標は「勉強になりました」ではなく、「明日から業務が楽になること」 でした。
人間中心設計の開発手順で分かったこと
正しい開発の流れ:
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徹底的な観察 でファクトデータを収集
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そのデータを基に ペルソナ を作成(妄想ではなく客観的データの集合)
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小さなプロトタイプ で仮説検証
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素早い改善 サイクルを回す
重要: 関わる人に「何があったらいいですか?」と聞いてはいけません。やるべきことは観察です。
私の中で変わった3つのポイント
1. DXは技術の話ではなく、人の時間をどう使うかの話
機械にできることは機械にやらせて、人間はより価値の高い仕事に集中する。
2. 顧客の要望をそのまま聞いてはいけない
本当に必要なものは、深い観察からしか見えてこない。
3. 「使われるかどうか」が全て
どんなに優れた技術も、使われなければ意味がない。ユーザー体験こそが勝負を決める。
まとめ:物づくりの考え方を180度変える
従来: 技術的な実現方法が先にあって、それを作る
これから: 深い観察と理解から何が必要かを定義し、技術的解決策を合わせる
この講座で学んだのは、DXの本質は技術ではなく、人間理解にある ということでした。
現場に足を運び、徹底的に観察し、本当に必要なものを見極める。そのプロセスこそが、真のDX人材に求められるスキルなんだと実感しています。
次回のDAY3も楽しみです!