学会ポスターにNFCとNotionアンケートを仕掛けたら、両方壊れた話 -日本耳鼻咽喉頭頸部外科学会2026-
日耳鼻2026(日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)でポスター発表をしてきた。
テーマは「医療者向けデジタルワークショップの実践報告」。短期体験型と長期伴走型、2つのアプローチで医療者のデジタルリテラシーを上げる試みを報告しました。
アンケート回答いただき損ねた耳鼻咽喉科頭頸部外科の先生方、もう一度トライ頂けましたら幸いです🙇♂️
🔥アンケートリンク🔥
ポスターの中身:「0を10にする」ための2つの試み
医療現場のデジタル力は二極化している。大多数は「0」、一部は「100」。その間がほとんどない。
自分がやりたいのは、0の人を10〜20に引き上げること。そのために2つのワークショップを実践した。
短期体験型:LINE Bot作成ワークショップ
「医療×テック系コミュニティ”もいせん(ものづくり医療センター)“のメンバーとで日本在宅医療連合学会で約30名の医療者に、ノーコードでLINE Botを作ってもらった。「自分でも作れた」という驚きと感動が生まれる。ハードルを下げる入口。
当日の様子はこちらの記事
長期伴走型:比較歯科研究会でのNotion活用
獣医歯科領域の研究会と2ヶ月間伴走し、NFCタグ×Notionで飼い主ごとの衛生指導ページや症例管理DBを構築。実際のクリニックで運用中。成果物が残る。
短期で「自分でもできる」を感じ、長期で実務に落とし込む。この段階的な組み合わせが有効だと考えている。
仕事の棚卸しから開始してNotionで整理
ポスターだけじゃつまらない
せっかくデジタルの話をするなら、ポスターを貼るだけで終わりたくない。
その場でスマホをかざすと体験ページが開くNFCタグと、Notionフォームで1分アンケートに答えられる仕組みを用意した。「ポスターを読む」から「ポスターを体験する」へ。
Step0がポイントです!
当日、両方壊れた
NFCが反応しない。 掲示板の中に金属が入っていて、電波が干渉された。コップの上にタグを置いて浮かせるという力技で対応。
そしてそもそも、NFCの使い方を知らない人がほとんどだった。「ここにスマホをかざすと…」が伝わらない。
コップの上にタグを置いて浮かせるという力技で対応。無事に皆さん読み込めるように。
Notionアンケートが送信できない。 フォーム画面は開くのに、送信ボタンを押すとエラー。約10件分の回答がロストした。原因はデータベースの権限設定ミス。事前にシークレットモードでテスト送信していれば防げた。
アンケート回答トライいただいた方々、本当にすみません、、、、
でも、壊れたからこそ起きたこと
NFCが伝わらないから、隣に立って「ここにかざすんですよ」と一人ずつ説明した。
すると「へえ、NFCってこうやって使うんですか」「これ自分のクリニックでも使えます?」と、自然に会話が広がった。
ポスターだけなら「ふーん」で通り過ぎるところが、「体験」を挟むことで対話になる。テクノロジーが壁ではなく、会話の入口になった。
これは予想していなかった。
次にやるなら
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アンケートは事前にシークレットモードでテスト送信する(これだけで防げた)
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Notionフォームの代わりにGoogleフォームをバックアップとして持っておく
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NFCは金属対応タグを使う。でもメインはQRコードにする
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QRからARを表示する案も面白いかもしれない
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「隣に立って説明する」体験は、意図的に残してもいい
思ったこと
「デジタル力0の人を10にする」と言っておきながら、自分のデジタル体験設計が壊れた。
でも壊れたことで、一番やりたかった「一緒にやってみましょう」が生まれた。完璧なツールを渡すより、隣で一緒に触る方が、最初の一歩には合っているのかもしれない。
試行錯誤は続く。
こんな私ですが日本鼻科学会、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会秋季大会でデジタルワークショップを行います。30名程度限定の予定なので興味ある方、ぜひアプリ開発やりましょ〜〜〜
あと来週末の5/31には福岡で医療者向けにも現地イベントやります!福岡!
ぜひご参加〜